生活情報基盤研究機構

提供:Tanukipedia


Menhera.org
一般社団法人生活情報基盤研究機構
Human-life Information Platforms Institute
標語 人と人をつなぐ、生活をつなげる、学術の力になる。 (ブランディングテキスト)
ひとりひとりに力満ちる未来へ (日本語)
Ad futuram quod omnibus ditat (ラテン語)
Toward a future which empowers everyone (英語)
設立 2017年9月11日 (menhera.org. ドメインの登録)、
2020年1月19日 (公式 Discord の創設)、
2023年1月24日 (法人化)
設立者 真空、ゐてるま、眞雪 (提唱者、通称 Menhera.org の3人)
真空、ゐてるま、佐々木Alex、Mathew、Fervojisto (法人設立者)
設立地 オンライン (実質)、
東京都豊島区巣鴨2丁目 (法人設立文書調印場所)、
茨城県土浦市 (書類上)
合併元 メンヘラ.jp (2022年に買収),想像地図研究所 (2024年2月6日編入)
種類 事実上の公益を目的とする非営利型一般社団法人
目的 情報科学、医学及び人文学をはじめとする各分野の研究並びにデジタルメディア・情報基盤の研究開発によって学術、芸術及び文化的な生活を振興し、多様性を肯定できる統合された社会を実現し、個人のプライバシーを擁護すること
本部 茨城県土浦市
公用語 日本語または英語を解することが期待される
代表理事 真空 (森 祐佳)
重要人物 想像地図の人
 下部組織 想像地図研究所
応用ウィキ研究所
加盟 Home NOC Operators Group の実験ネットワークに参加/利用
関連組織 想像地図研究所
予算 年間約20万円
ウェブサイト 法人サイト
プロジェクトサイト (英語)
商標においては、常にアルファベットの「Menhera」を使用し、日本語の一般名詞と混同する「メンヘラ」は使用しない。また、本機構はメンタルヘルスに関する事業を特に行っているわけではない。
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一般社団法人生活情報基盤研究機構 (せいかつじょうほうきばんけんきゅうきこう) (通称 Menhera.org) は、日本に登記された[1]非営利型の一般社団法人。

英称は Human-life Information Platforms Institute。日本法人だが、全世界をターゲットとした事業を行う。[2]

定款上の法人の目的は、「情報科学、医学及び人文学をはじめとする各分野の研究並びにデジタルメディア・情報基盤の研究開発によって学術、芸術及び文化的な生活を振興し、多様性を肯定できる統合された社会を実現し、個人のプライバシーを擁護すること」。

概要

法人名に使われている「生活情報基盤研究機構」よりも「Menhera.org」というドメイン名をもっぱら名乗っていた歴史が長く、 menhera.org. ドメインは2017年9月11日、真空によって個人名義で登録された。

その後、2020年1月19日に公式Discordが開設され、組織という形で動いていたが、2020年に真空による組織と名称の私物化、目的からの乖離という問題がゐてるまらによって指摘された。これを克服するため、組織としてしっかり規則類をつくって合議制で決裁するという方向性が眞雪から提唱され、組織化が進められた。2020年を通して主に真空とゐてるま、それに眞雪を加えた3名 (通称 「Menhera.org の3人」) で、「生活情報基盤研究機構」という正式名称と情報基盤を活用して学術をやったり支援するという方向性が確認された。ここで次の4点 (「2つの『する』、2つの『ない』」) が確認された。

  • 学術を推進する。
  • 情報基盤を活用する。
  • 当組織は創作団体ではない。
  • 当組織はサークル/学生団体ではない。

その後、遅くとも2020年中までには一般社団法人化する方針が決まり、しばらく停滞していたが、2022年下半期になり急速に動きだし、おおよそ当初の目的と同様のものを目的とした法人が2023年1月24日[注釈 1]付けで水戸地方法務局に登記された。

当初から真空やゐてるまなどによる情報基盤を自前で用意できる力で課題を解決していくというスタイルで行われており、2023年よりJPNICから直接IPアドレスとAS番号の割り当てを受けてインターネット上の独立した「自律システム」としてネットワークを構築していることなどに表われている。

その他、法人として、menheraという文字列のDNSドメイン名を誤認や第3者による詐称を防ぐブランド保護のために多数保有しているという面もある。

なお、本組織は Menhera.com ドメインの買収後そのドメインのサイトに組織のロゴと共に「ALL YOUR MENHERA ARE BELONG TO US」の表示をしていた[3]

事業内容

事業分野は、ソーシャルメディアの開発のようなプラットフォーム分野と、それらの運用を支えるネットワークなどのインフラ分野に分かれる。

  • 次世代のソーシャルメディアに向けた基礎研究および開発 (真空ら)
    • 自由ソフトウェアとして開発し、一極集中ではなく、分散型とし、だれでも運用できるものとする。
    • 学術などの振興に適した形態を持ったものにする。
    • 暗号技術などの高度な利用により基本原理としてプライバシーを尊重する。
    • Twitter/X や Discord、Slack、LINE、ブログ,Wikiなどの今まで複数のメディアで行われていたことを統一的なひとつのメディアで行えるようにすることでユニークなメディアにする。
  • ホスティングコストを限界まで詰めた小さなサービスに分解した分散システム (ゐてるま)
    • 現在のインターネット上で互換させつつも実質的に新しいネットワークをつくりなおす
  • プライバシーを擁護するためのブラウザ拡張機能の制作
    • プライバシーと利便性の両立
  • その他具体的な学術的・文化的な活動の支援・枠組みの提供

AS63806 MENHERA

本法人では、生活イノベーション本部のネットワーク・インフラストラクチャータスクフォースがNOCとしてネットワークを管理しており、そのドメイン名はnc.menhera.org.である。

本法人は、インターネットを構成する単位である自律システム (Autonomous System; AS) のひとつを運用している。

AS番号およびIPアドレスはJPNIC (一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター) から直接割り当てを受けており、ISP (プロバイダ) と同じような状態となっている。割り当てを受けているアドレスは、特殊用途プロバイダ非依存 (PI) アドレス。

複数の拠点に複数の接続先を持っており、ひとつの接続が失なわれてもインターネットから切断されないようになっている。

また、RPKIに参加しており、経路情報を署名し、経路情報の署名を検証することでインターネットの安全に協力している。

SNSや通信網などを運用することなどから、電気通信事業者としての届出を行うことが検討されている。

AS63806 MENHERA
AS番号 (ASN) 63806
IPv4 prefixes 43.228.174.0/24
IPv6 prefixes 2001:df3:14c0::/48
Upstream (Transit) AS59105 (HOMENOC)
AS20473 (Constant Company, LLC; Vultr)
Downstream (none)
Peers (none)

情報元

ネットワーク拠点

これはネットワーク上の拠点がある場所であり、必ずしも事務所などがあるわけではない。

  • 土浦 (t)
  • 調布 (c)
  • 西巣鴨 (n)
  • 札幌 (s)
  • Vultr 東京 (v)

Anycast

想像地図研究所のサイトなどをホストしているものを含む重要なサーバは、物理的に複数の拠点で同時に稼動しており、Anycast 技術を使ってそのどこかに接続するようになっており、ある拠点がダウンすると他の拠点で自動的にカバーされる。

Torリレー

独立したネットワークを運営しているという特性を踏まえ、本法人がプライバシーの擁護を目的に掲げることから、インターネットを匿名で安全に使うためのオーバレイネットワークである Tor のリレー(サーバ)の運用に参加している。

電話網

Menhera.org は、複数の電話局をもつ局番のある電話網を有する。IP化されており、大部分においてOpusコーデックによるHD音声通話をサポートする。

Menhera.orgの電話網
局番 電話局名
2 土浦局
3 東京中央クラウド局
4 調布局
6 西巣鴨局

電話番号計画

電話番号計画
番号 説明
0 0から始まるNTT市外局番
1AB 1AB特番
#ABCD #特番
A-BCDE 局番-加入者番号

NTT外線との接続

土浦局にNTT外線ゲートウェイがあり、029-828-4147にかけるとそのままだと外線代表グループが呼び出されるが、ガイダンスが流れている間に# + 局番から始まるMenhera.org電話番号 を入れると任意の番号にかけることができる。

例として、本法人では時報を運用しており、時報は東京中央クラウド局の 3-0117 にある (Menhera.org電話からは局番なしの117で常に時報にかけられる) ので、029-828-4147 にかけ、ガイダンス中に#30117とダイヤルすることで、Menhera.orgの時報を聞くことができる。これはNTT互換の時報信号である。Menhera.orgは組織内部の通話に通話料金を徴収していないので、Menhera.org電話からは無料で時報が使えることになる。

逆に、Menhera.orgからNTTの外線電話にかけるには、何もつけずに0から始まる市外局番をダイヤルするだけである。(Menhera.org電話では0から始まる番号はNTT外線のために予約されている。)

NTT回線の緊急通報 (110/119/118) は、土浦局からのみ可能な設定になっており、インターネット越しにはかけられない。

独立ラボ (Menhera.org Independent Laboratories)

独立ラボ全体として、labs.menhera.org.のドメイン名を持つ。

独立ラボ (Independent Laboratories)
ラボ名 説明
想像地図研究所 (IML)
iml.labs.menhera.org
souzoumap.menhera.io
架空地図作品『想像地図・城栄』の製作を行うこと
応用ウィキ研究所 (AWL)
awl.labs.menhera.org
ウィキシステムを利用した文化および学術の振興,ならびにそのためのウィキの運用

MediaWikiファーム構想

真空が長年 MediaWiki を触ってきている経験があり、組織内部向けの Wiki だけではなく、外部向けのウィキファームの技術調査や試験などを行ってきていることから、芸術や文化的活動、学術などを支援するために貢献することにもなるということで、本組織が想像地図研究所などと協力してMirahezeなどの先行きが不透明になったときのための新たな移転先となる MediaWiki ファームを作ろうという構想が真空と想像地図の人の会談で持ち上がった。

本組織がネットワークなどのインフラを保有していることから、中心となることが想定されたが、運営を容易にするため,MediaWiki の運用を行うスタッフと法人の正式なメンバーは一致しなくてよい (ウィキメディア財団もそういうところがあるので) という考えが示された。これを仕組みとして具現化するために出された組織的枠組みが「独立ラボ」 (Menhera.org Independent Laboratories) である。

独立ラボでは、法人としての法人サブ口座などの提供、物理的なネットワークやサーバなどのインフラの提供、監査などの法人としての枠組みでは行うものの、人事や具体的な事業などにおいては、ラボの責任者のもと、自主的に行うこととした。また、独立ラボへの参加には法人本体への参加を必要としないこととした。それに合わせて、法人がインフラなどを維持するために、可能な範囲で独立ラボ側からの寄附をお願いすることとした。

想地研の法人化に関して

独立ラボのような構想が具現化したことにより、想像地図研究所の法人化についても、Menhera.org の法人化で多大な手間やコストがかかることが分かったこともあり、法人をいくつも作るのは得策ではないのではないかという話を真空は想像地図の人とした。これにより、法人としての枠組みを Menhera.org が提供することで実質的に想像地図研究所が法人化のメリットを得られるようにするという構想が (想地研を「独立ラボ」として位置付けることにより) 浮上した。

これはすでに Menhera.org が想地研サイトのサーバの提供を行っていることにも合理性が裏付けられている。

なお,これは想像地図研究所が2024年2月6日に最初の独立ラボとして編入・法人化されたことによって実現した。

役員の一覧

役員以外の、例えば構成員 (正構成員は一般法人法上の社員) などの名簿はプライバシー保護の観点から一般には公開されていない。役員の実名は登記を参照することにより誰でも見ることができるが、安全上の理由によりウェブサイトなどでの公開を限定している役員もいる。

名前 実名 役職名
真空 森 祐佳 代表理事
ゐてるま 秋葉 沙都季 業務執行理事
早瀨 廉アレクサンドル 業務執行理事
Mathew 坂 真嵩 理事
suzu 理事

沿革

  • (2011年8月15日 - 想像地図研究所が設立される。)
  • (2014年9月20日 (19日UTC) - 「Menhera.com」ドメインが第3者によって取得される。)
  • (2015年 - Menhera.org ドメインが第3者によって取得されサイトが構築され、その後ドメインは失効する。)
  • (2016年7月9日 - 「メンヘラ.JP」で使用されることになる Menhera.jp ドメインがわかり手によって取得される。)
  • 2017年9月11日 - 真空が Menhera.org ドメインを取得する。しばらく MediaWiki のウィキがそこにはあった。
  • 2020年1月15日 (14日UTC) - 真空が Menhera.info ドメインを取得する。
  • 2020年1月19日 - 公式 Discord が開設される。
  • 2021年1月13日 - 真空が Menhera.com ドメインを買収する。
  • 2022年9月15日 - 真空が「メンヘラ.JP」の消滅後期限切れとなってオークションにかけられていた Menhera.jp ドメインを落札する。
  • 2023年1月24日 - 一般社団法人生活情報基盤研究機構が登記、成立。ドメイン名などは法人に移管。
  • 2023年10月31日 - JPNICからIPアドレスとAS番号の割り当てを受ける。
  • 2023年12月13日 - 第1回目の「社員総会」となる2023年第1回臨時総会が開催。
  • 2024年1月10日 - 想像地図研究所が Menhera.org の協力のもと独立ラボの枠組みのもと実質的な法人化を実現するという方針が発表される。
  • 2024年2月6日 - 想像地図研究所が独立ラボ第1号として Menhera.org に編入,法人化した。あわせて,Mirahezeに代わるウィキの運営,研究開発などを行う組織として応用ウィキ研究所を独立ラボとして設立した。

記念日

  • 1月19日 - 設立記念日 (公式 Discord 開設の日)
  • 1月24日 - 法人化記念日

注釈

  1. この日はゐてるまの誕生日でもあり、このことは公開されている

脚注

  1. 国税庁法人番号公表サイト
  2. 定款第3条第3項
  3. Menhera.com is now part of Menhera.org”. Menhera.org. 2021年1月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月27日閲覧。

関連項目