想像地図小説

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想像地図小説(そうぞうちずしょうせつ)は、想像地図研究所によって製作されている架空地図作品『想像地図・城栄』の世界を舞台とする小説の総称である。

概要

描画開始時の2003年から、想像地図世界を舞台とする小説の執筆が予定されていた。しかし、実際には地図の描画が優先的に行われ続け、想像地図世界を舞台とした小説の執筆が行われたのは2008年以降である。

2008年、想像地図の世界を舞台とする推理小説が執筆された。これはいわば「ガリレオシリーズ」のパロディともいえるような、科学トリックを主体とする推理小説だった。しかし、舞台が架空の土地である必要性が全くない小説であるにもかかわらず、物語の本筋とは無関係な地理描写ばかりが過剰に登場するという問題点があった。また、この小説の設定には現在の想像地図の世界観設定に反するものが含まれている[1]。そのため、この小説は「無効」とされており、想像地図の設定としては闇に葬られている。

想像地図の世界観設定が明確に固定化した2011年、再び小説の執筆が始まった。「舞台が架空の土地である」という特性を充分に生かすため、推理小説ではなく異世界冒険小説が執筆されることになった。

課題

世界観の問題

想像地図世界は、例えば「指輪物語」や「ナルニア国物語」のような「剣と魔法の世界」でもなく、一方で「スターウォーズ」のような「SFの世界」でもない。想像地図世界はその特性上、「地形だけが異なる日本」とも呼べるような世界である。

すなわち、ドラゴンや妖怪といった「異形の存在」や、超光速宇宙船のような「現代で未実現の技術」を登場させることができない。かといって、日常系の作品にすると、想像地図世界が架空の土地であることの意義が失われる。

地図の問題

2018年現在、想像地図の描画は完了していない。

想像地図には様々な細かい設定が付随しており、仮に小説を「天守閣」に例えるなら、想像地図それ自体は「石垣」にあたる存在である。すなわち、「石垣」が未完成の状態で「天守閣」を作ることは難しい。もっとも、これは小説のみではなく、鉄道のダイヤ作成など他の関連事業にも当てはまることである。

執筆中・執筆予定の小説一覧

泉の国

異世界の駅

脚注

  1. 「麻生政権による高速道路無料化」の描写が登場しており、舞台が日本であることを示してしまっている。この描写は、現在の想像地図の世界観設定の「想像地図世界は異星(泉星)の異国(城栄国)である」というものに反する。

関連項目

外部リンク