想像地図における紙の圧縮劣化問題

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想像地図・城栄」において、紙の圧縮劣化問題(かみのあっしゅくれっかもんだい)は、原盤地図を構成している紙が圧縮されることにより劣化する問題である。有安問題(ありやすもんだい)とも[1]

概要

そもそも想像地図は、手描きの原盤地図をスキャン・トレースして電子化することで製作されている。原盤地図は、多数のA4用紙(原盤図葉)によって構成されているが、バラバラに保管されているのではなく、一定の範囲内がテープによって接合された状態で保管されている。場所にも依るが概ね500枚(南北50×東西10)の「図冊」を1単位として保管されている。

この「図冊」は、縦横に折りたたまれた上で、多数の図冊が積み重なった状態で保管されている。

その結果、下方に積み重ねられた図冊は、真上に乗った多数の図冊の重量によって圧縮される。これにより原盤図葉に劣化が生じる[2]

具体的には、紙を結合しているテープが破断したり、意図せぬ場所に「曲り癖」がつくことにより描画時に支障を来すことがある。

脚注

  1. この問題が強く意識されるようになった時期に描かれていた想像地図上の地名(有安市)に由来する呼び方。
  2. 2013年10月10日のツイート

関連項目