小沼解釈

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小沼解釈(おぬまかいしゃく)は、「想像地図世界は、作者が地図を描く前から存在する」という解釈の名称である。

定義と概要

これは、

  1. 田谷野解釈 - 「想像地図の作者は『地図を作った人』(旅人・観測者)であって、『世界を造った人』(神・造物主)ではない」という解釈
  2. 住岡解釈 - 「想像地図世界は、観測可能な宇宙の範囲外に実在する」という解釈

の2つの解釈を合体させることで導出される解釈である。

意義

田谷野解釈と住岡解釈を公理として採用するなら、この解釈は2つの公理から導き出される結論(定理)ということになり、独立した公理ではないため、論理的に考えればわざわざ小沼解釈という名称を与えることに意味はない。しかしながら、田谷野解釈が芸術方面に精通した人にさえ理解されにくいケースが非常に多かった。典型的なものは「旅人だの住民だのというのは、描画を行う作者のことを何と呼ぶかという言い方の問題に過ぎず、作者が『造物主』というのは変わりないのではないか?」という意見である。

そのため、想像地図の作者は『地図を作った人』(旅人・観測者)であり『世界を造った人』(神・造物主)ではないということを強調するために、新たに小沼解釈という名称が与えられた。

名称について

小沼解釈」という名称は、この解釈が作られた時期である2018年に描画が行われた小沼市という地名が元になっている。

脚注


関連項目

外部リンク