レーゲン語

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(人工言語としての)レーゲン語
創案者 Kainex=E=Hasterempal
創案時期 2019年8月-
話者数 不明
目的による分類
人工言語
表記体系 レイトシージェ
参考言語による分類 アプリオリ言語
言語コード
ISO 639-3 art
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(架空言語としての)レーゲン語
現地名 Leigenlenq
IPA [léigenlènt͡s]
表記体系 レイトシージェ
民族 ジュートニン民族
話者数 約7億2000万人
標準語 カンゲルヤーク変種
公的地位
公用語 レイトガイジェン国コルツレンレチャメンなど
統制機関 レイトガイジェン国文化省言語管轄庁

レーゲン語(レーゲン語:Leigenlenq)は、Kainex E. Hasterempal(カイネッシュ=エスティアム=ハステレンパル)が2018年に構想し、2019年8月より製作を開始した人工言語である。漢字表記は麗源語、略して麗語(れいご)ということもある。

架空世界太球世界では、レイトガイジェンをはじめとして、コルツレン、レチャメンなどの国で話されている自然言語である。

概要

現実世界でのレーゲン語

レーゲン語は2018年ごろよりKainexの脳内で構築されていた人工世界(今の太球)に現実性を加える意図で開発されていた。その頃は文法らしきものは存在せず、ラテン文字を参考に作った文字と、50に満たない単語といくらかの地名があるのみだった。レイトガイジェンという国名もなかった。そのようないい加減な設計だったため、この人工言語計画はすぐに破綻した。当時は人工言語の作り方など知らなかったためである。この時作った僅かな単語は、今でも半分ほどが流用されている。

それから2019年の中頃までは、人工世界の発展はある程度あったが、言語の方はさっぱりだった。しかし、同年8月の下旬あたりに、Seren=Arbazard氏の「人工言語の作り方」を閲覧、人工言語の本格製作を開始することにした。レーゲン語はここに産声を上げた。2週間で基礎文法を仕上げ、その後造語に取り掛かった。時を経るにつれて、レーゲン語の製作は洗練されていき、今に至る。2021年から、レーゲン語に生じてきた不可解な点を解消するために文法改革を行った。2023年10月上旬時点での単語数は約3000であり、今後の発展が期待される。

太球世界のレーゲン語

レーゲン語の祖となったのは、現在(玄歴1646年2月)より地球時間で6000年ほど前に話されていたと推定される、アテノー=アイヴェルス共祖語(略称AA)である。これは現在の露州および西ノートムスの各言語の基である。AAはタゴマス祖語、アテノイ祖語などの各語派に分化したが、レーゲン語のもととなったのはジュートニン祖語である。ジュートニン祖語はレーゲン語のほか、現在のイェッタリン語、ヴァイウリア語などにも分化した。ジュートニン時代の単語は現在よりも少なく、総じて25000ほどだったのではないかと推測される。このような古代では、文献が少ないために不確かな推測しかできない。ジュートニン祖語は約2100年前に古レーゲン語となった。この時代より先では、国家権力の発達により多くの文献が残されるようになったため、古レーゲン語の復元は容易である。古レーゲン語は現代レーゲン語よりも遥かに活用が複雑であり、さらに不規則活用も多かったため、学習はかなり難しい(ラテン語並み)とされる。これらの活用は時代がたつにつれて衰退し、現代レーゲン語で不規則活用が残っているのは一部の動詞のみとなった。現在では、近代以降に推し進められた植民地政策により世界中に名を知られ、地球でいう英語のような立ち位置となっている。

文字

レーゲン語はレイトシージェ(Leitxiije)という表音文字を用いて記す。大文字と小文字の区別があり、26字ある。

音韻

レーゲン語は5個の母音と23個の子音を持つ。

簡易な文法解説

ここではかなり基礎的な文法の説明のみを行う。もう少し詳しく知りたい方は、レーゲン語基礎文法書を参照すること。

品詞は名詞・動詞・形容詞・副詞・前表詞・感情詞・間投詞の7つ。

語順はSVO。例:Tuu(私は) tas(~を話す) Leigenlenqek(レーゲン語(を)). 私はレーゲン語を話す。

形容詞は名詞の前、副詞は動詞、形容詞の後ろに置く。例:girmn niam 黒いネコ 例2:lung gais とても速い

代名詞は不規則活用する。大文字で始める。例:Tuu - Toir - Tut - Tell (私は/私の/私を/私に)

動詞は大半が規則活用(3種類)するが、数個不規則な活用がある。人称ごとに活用が変化するので、やや覚えにくい。

前表詞は英語の前置詞にあたるが、後ろに動詞や文章を置ける、文頭に置くと文全体、あるいはコンマまでの全てを修飾するといった違いがある。

感情詞は話者の様々な感情を表す。例えば、「10分しかない」の「しか」は、話者が10分という時間を少なく感じていることを表す。こういった微妙な意味合いを表現するのが感情詞である。感情詞には、日本語の丁寧語・尊敬語・謙譲語にあたるものもあるため、英語など欧米諸国では表現しがたい上下関係をはっきり示すことができる。

外部リンク