イカの耳 (想像地図)

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想像地図・城栄」においてイカの耳(イカのみみ)とは、「将来的に新たな計画を実行することを想定して用意されたもの」の総称である。

概要

イカの耳とは本来、「分岐準備箇所[要出典]」(主に高速道路などで、将来的に新たに分岐路を接続することを想定して本線脇に用意された三角状の「出っ張り」の部分)の俗称である。これは、当該部分を空から見るとイカの「耳」(えんぺら)に形が似ているためである。

高速道路などの高架構造の道路において、分岐路の建設計画がある場合、その部分に準備構造として三角状に高架が広くなった部分を設置しておけば、いざ建設するときになっても、単に橋桁を繋ぐだけで済む。この構造を作らない場合、既存の高架橋を広げるといった大規模な改良工事が必要になる。

しかし、実際にはそのような分岐路の建設計画が具体化しない、あるいは計画はあってもいつまでも建設されずに放置されている場合がある。

想像地図研究所での転用

想像地図研究所では、前述のような意味を拡張して、将来的に新たな計画を実行することを想定して用意されたものに対する名称として使われている。

具体例

地図番号制

想像地図の図葉番号は、「N50 E200」のような座標方式の番号である。すなわちこれは「北に50番目・東に200番目の位置にある紙」を表している。

番号が制定された2006年当時は、想像地図も現在ほどには広がっていなかった。しかし、将来的に東西南北全方向に広がることを想定し、「N1 E1」(北に1番目・東に1番目)を起点とするのではなく、「N200 E200」(北に200番目・東に200番目)が起点となった。

結果的には想像地図は当初の予想を上回る勢いで広がったため、この場合は「イカの耳」は放置されるのではなく生かされることとなった。

なお、現在の想像地図にはNの数字がマイナスになる部分もあり、この部分は「S」で表されている。すなわち、「北に-1番目・東に200番目」という位置は「S1 E200」と表記される。

同様にEの数字がマイナスになった場合は「W」で表している。長い間、想像地図はEの数字がマイナスになるところまでは広がっていなかったが、2019年にその領域まで地図が広がったことにより、地図番号制ににおけるイカの耳は、すべて生かされることになった。

想像地図世界内における(本来の意味での)イカの耳

想像地図世界にも高速道路が存在するため、現実世界の高速道路で見られるようなイカの耳は普通に存在していると設定されている。ただし、縮尺の関係上、小さすぎて描くことができないため、地図上でこのイカの耳を確認することはできない。

関連項目